canno-shiのすこしみらいを考える

現在と過去を通じて少しだけ未来を考えるためのブログです。予測ではないですが、ありたい未来を考えていく気持ちです。

ベーシックインカムについて、ここらでちゃんと考えるぞ!という宣言。

ここ1年間くらいベーシックインカムの可能性についてアレコレ考えているのですが、本日も大変興味深い記事に出会いました。

 

オランダの歴史学者兼ジャーナリストという、ルドガー氏の講演要約とのこと。
bunshun.jp


この人がどんな人か分からないし、1番気になる「本当に全国民にベーシックインカムを付与した場合の財源」に関する観点には触れられていなかったので、まずは本を読まねばと思っています。

 

以下のような発言から考えると、ベーシックインカムの課題は財源というよりもその適用範囲と関連する分野の広さにあるのだなと思います。
教育、医療、労働、年金などなど、幅広い領域をまたいだ問題解決につながる可能性がありますが、それゆえに誰がどうやって推進していいか分からないという非常に残念な状況なのではないか、と。

 

「費用対効果という見方も必要だと思います。医療費の増大や犯罪率の上昇、子供のドロップアウトの増加など、貧困のコストは安くありません。」

「1人当たり8000ドルから9000ドルの給付に対し、生活状況の改善で節約できた公共支出の額は1人当たり1万ドルを超えていました。」

 

なぜ自分がベーシックインカムについて考えているかというと、この制度は人類の生き方や価値観をガラッと変えるものだと思っているからです。
「いかに明日の食料を得るか?」でも「いかに働くか?」でもなく「いかに生きるか?その手段として何を選ぶか?」が当たり前の問いになる時代が、間も無くやってくるかもしれないのです。
それは人類が目指してきた、誰もが最低限の生活と信頼を維持できる世の中であり、誰もが想像しなかった、個々人の趣味や狂気こそが価値を持つ狂乱豊かな世の中なのだと思うのです。

とりあえずこの方の本と、この辺の記事を参考にしてまたブログを書こうと思います。
久々に深掘りしたいテーマを見つけて、楽しくなってきましたよ。

 

ベーシックインカム、フィンランドが試験導入。国家レベルで初 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

フィンランドのベーシックインカム実験、開始4カ月後の変化 | BUSINESS INSIDER JAPAN

労働ゼロ、毎月600米ドルの「ベーシックインカム」を受け取るフィンランド人男性 | BUSINESS INSIDER JAPAN

ベーシックインカムの導入実験を行う8カ国 —— 社会保障の新しい仕組みを模索 | BUSINESS INSIDER JAPAN