canno-shiのすこしみらいを考える

現在と過去を通じて少しだけ未来を考えるためのブログです。予測ではないですが、ありたい未来を考えていく気持ちです。

半休半労のススメ

今日は奥さんの誕生日だったので、せっかくなら一緒にいれる時間を作ろう!ということで午後からは家で仕事をしていました。
先週から業務を調整して、ミーティングがなければ家でできる仕事がほとんどなのは、とても良いことだなぁと思っています。

 

そして、家に帰ってからもすぐに仕事をするわけでなく、まずは10分昼寝して、起きたら妻と世間話をして買ってきたケーキを食べて、「あー仕事やるの面倒くさいなー」とか言って、そこからガッツリ仕事を進めるわけです。

 

設備がある場所で行う仕事はなかなか上記のようにはいかないでしょうし、人によっては「そんないい加減な形で働くんじゃない!」と言われそうでもあります。
ただ、生涯働き続ける可能性がある時代に、仕事に全てのリソースを割くのは戦略として拙い気がするし、パフォーマンスを高く出し続けるためにも定期的に「半分休みながら働く」という感覚は非常に重要だと思うのです。
(普段は普通に終日働いていますが、それすらも「本当に必要か?」と思っています。)

 

もっと率直に言ってしまえば、自分にとっては奥さんの大切な日にできるだけ一緒に過ごして、美味しいものを食べて、ゆっくり話すことが、人生のあらゆる面でレバレッジのきく、有効な時間だと捉えているのです。

 

ちなみに、職場の人間関係を大事にするロジックとしてよく「職場の人間と過ごす時間の方が家族よりも長い。」という話が言われます。
そこで、以下の要件でちょっと計算してみました。

・22歳から働き始め、65歳までの43年間働く。
・平日は11時間仕事をする。家にいる時間は7時間である(その他は睡眠、通勤など)
・30歳で結婚し、夫婦ともに80歳まで生き、50年間を一緒に過ごす。
・土日は仕事はしない。夫婦で過ごす時間は10時間とする。

 

この時、会社で過ごす時間は115,885時間です。年にするとまる13年間分です。
とても長いですね。
では夫婦で過ごす時間はというと145,750時間です。年にすると約16年間分。
約3年、3万時間分も、夫婦で過ごす時間の方が長いのです。

 

そもそも結婚するしないとか、夫婦関係がどうあるべきかとか、そういった議論も重要ではありますが、それを横に置いたとしても、限られた自分と時間というリソースの中で、どこに力を注ぐのかは非常に大切な考え方だと思います。
そこに対して、若干冗談ではありますが「半休半労」のような、「仕事は全力でやるべき!」といった考えとは別のものをぶつけることで、別の視点も獲得できるのかなと思っています。

 

こういう話を考えていると、結局は「個人として強くなろう」「自分にとって望ましい環境を構築しよう」という2つの話に集約されてしまうのですが、、、その細部に大事なことがあると信じて、書き続けてみましょうか。