canno-shiのすこしみらいを考える

現在と過去を通じて少しだけ未来を考えるためのブログです。予測ではないですが、ありたい未来を考えていく気持ちです。

風が吹けば、ろうそくの炎は消える。しかし、焚き火の炎は燃え上がる。

このブログで1番読まれている記事は、2015年の年末に書いたこちらの記事です。 幸福について本気を出しすぎて考えたら、マズローの自己実現理論を更新して世界平和を希望していた話。 - canno-shiのすこしみらいを考える 当時常に考えていた「幸せとは何か?…

1ヶ月ブログを書き続けて気づいた2つのこと。

その1。自分にとって、書くことは素の自分と向き合う重要な時間である。その2。毎日何かを書こうとすると、思考の深まりが足りず中途半端なものになる。 書くこと自体は、思ったよりは全然辛くありませんでした。実は自分は中学生くらいからブログは書いてい…

問題そのものではなく、自らが生み出した問いと格闘せよ。

アインシュタインの有名な言葉が、問いと解決の関係について、非常に重要なことを示している。 いかなる問題も、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない。 The problems that exist in the world today cannot be solved by the level …

食べ物がその人の身体を作るなら、音楽がその人の心を作るということはないか。

自分は音楽が好きで、その中でも「オリジナル女性ボーカル同人音楽」という、非常にマニアックな領域にかれこれ15年近く存在しています。もともとは兄の影響で「ゆず」「布袋寅泰」とかを普通に聴いていて、その後ゲーム音楽からケルト系の民族音楽にハマり…

終戦100周年の年を、僕らはどんな気持ちで迎えるだろう。

第二次世界大戦が終わってから、もうすぐ72年が経ちます。8月は様々な式典がありますし、お盆もあって必然的に先祖について考える機会も増えますから、曽祖父母の生きた戦争の時代に想いを馳せることも多くなります。 100という数値に本質的には意味はないけ…

必要なことだけでは生きていけない贅沢人間の話。

つくづく、自分は「必要なことだけをして生きていく」ことができないなぁと思う。今の仕事は楽しいし私生活も順調だが、そうなるといつも必ず「この日常を壊したい。無意味なことをして気分転換したい」という気持ちになる。なんと贅沢なことだろうか。 遊び…

正解が分からない。自分らしさが出せていないと思ったとき。

そんなときは、まず「正解などない」ということを認めてしまう。「自分というのは乗り越えるものだ」ということを信じてしまう。そうすれば、問いは「今の自分を乗り越えて、より望ましい未来を現実にするために、何を選択するべきか」というものに変わる。…

打ち上げ花火、その本質は 音か光か

アニメ映画、オリジナルかと思ったら原作があったんですね。世の中には知らないことがいっぱいです。さて、昨晩は近くで行われていた打ち上げ花火を見に行きました。会場まで行こうかどうしようか……と迷っていたところ、途中の橋に小さな人だかりができてい…

ゆとりとくつろぎを感じたのは、とても非効率的な珈琲店でした。

今日はお昼をイノダコーヒーで食べたのですが、随所がとても非効率的でびっくりしました。ただ、その非効率さゆえに、機会を見つけて僕はまたイノダコーヒーに行くでしょう。 最初に違和感を覚えたのは、お手洗いに立ったとき。お店の外にあるというので出口…

朋あり 15分のために遠方より来る

京都滞在も5日目なわけですが、1日3回は「やっぱり京都はいいなぁ、暑いけど」と若干関西弁のイントネーションで言いながら過ごす日々を送っています。 そんな中で、昨日はとても嬉しいことがありました。仕事終わりに大学時代の友人から連絡が飲まないか、…

自分にとって「ブログを書くこと=一人の遠出」だと気づきました。

現在、大丸京都店にて新サービスの展示をしながら妻の実家に宿泊しているのですが、途端にブログが書けなくなりました。書く時間を取るのが難しいというのもありますが、テーマが絞れないのが1番の要因です。 ふと、その理由が「自分の役割が増えていること…

【後編】ベーシックインカムというフィルターを通して見た5つの世界。そこには何が映るのか。

前回はベーシックインカム(BI)について、「国家、会社と市場、家族、個人、国際社会」の5つの観点から考えることを提示した。 【前編】ベーシックインカムというフィルターを通して見た5つの世界。そこには何が映るのか。 - canno-shiのすこしみらいを考え…

【前編】ベーシックインカムというフィルターを通して見た5つの世界。そこには何が映るのか。

ブレグマンの『隷属なき道』を読み、ベーシックインカム(BI)についてどの観点から書くべきか、この2日間ずっと考えていた。 本を読んだりネット上にある色々な方の寄稿文やブログ、twitterのやり取りを読んだりしていると、数年間にわたりBIが検討の対象に…

隷属への道と隷属なき道

前者はハイエクであり、後者がブレグマン。解説で「ハイエクを本歌取りした」とあるが、原題の『Utopia for realists(現実主義者のための理想郷)』の方が当然ながら内容に即している。ちなみに、ベーシックインカムの話は筆者の主張の軸ではあるものの一部…

ベーシックインカムについて、ここらでちゃんと考えるぞ!という宣言。

ここ1年間くらいベーシックインカムの可能性についてアレコレ考えているのですが、本日も大変興味深い記事に出会いました。 オランダの歴史学者兼ジャーナリストという、ルドガー氏の講演要約とのこと。bunshun.jp この人がどんな人か分からないし、1番気に…

自分を幸せにする手段を選んで表現する、ということ。

一緒にブログ企画をやっているYSさんが、昨日以下の記事をアップされていました。 「好き」を語ることは人を幸せにするのか否かserayumi.wordpress.com タイトルを見て本文を読んだ瞬間に「あ!視点が自分と全然違う!」と驚いてしまいました。なぜなら、語…

「健康」から考える、言葉を自分なりに捉えるということ。

仕事を始めて約5年半になりますが、昨日初めて体調不良で会社を休みました。立っても座っても横になっていても腹痛が酷く、病院に行ったら急性腸炎と診断されました。 どうやら「小腸に普通は溜まらないガスが溜まっている」とのことで「いっそ腹をかっさば…

「自分の強みを知る」ことは「人生の中での仕事の位置付けを決める」ための必須科目だと思う。

仕事をする中で「自分の強みを活かす」という発想と出会うことがあります。実は私、この言葉があまり好きではありませんでした。おそらく、学校での試験の経験が尾を引いているのだと思います。試験では、どんなに得意な教科でも満点は100点や200点です。苦…

どうすれば「アニメ市場に新しいユーザが入りやすくなるか」という問い。

自分はいわゆるオタクと呼ばれる人間*1ですが、ご多聞にもれずアニメもそれなりに見ます。 例えば、7〜9月のシーズンで見ているアニメを挙げるとこんな感じ。・メイドインアビス・プリンセス・プリンシパル・NEW GAME!!・地獄少女 宵伽・賭ケグルイ・ボー…

東京に出てきて「あ、いま少し心が死んだ」と思った瞬間の話。

久々に終電まで飲んだ金曜夜、満員の京浜東北線に乗ったところで思い出したので書きます。これは、それなりの田舎で18年間暮らしたのち関西のそこそこ都会の大学に通い、東京という彼の地元の70倍の人口密度を誇る大都会で仕事を始めた男の子の話です。 彼の…

気軽にシェアできない体験を作るということ

最近「フォトジェニック」然り「バズる」然り、個人・企業問わずSNSでのシェア(とそれに付随する「いいね!」)を最大化することを目的に沢山の施策が行われています。 それはそれで大事なことで、誰にも知られずに終わるくらいなら、多くの人に知ってもら…

半休半労のススメ

今日は奥さんの誕生日だったので、せっかくなら一緒にいれる時間を作ろう!ということで午後からは家で仕事をしていました。先週から業務を調整して、ミーティングがなければ家でできる仕事がほとんどなのは、とても良いことだなぁと思っています。 そして、…

「正直者はバカを見る」という言葉は、強いけれども嫌いです。

突然ですが、私は小さい頃から「正直者はバカを見る」という言葉が嫌いです。嘘をつくと疑心暗鬼が生まれてコミュニケーションコストが上がりますし、誰かに騙されれば次は誰かを騙そうと思って騙しの連鎖が生まれるし、悪いことをしている人が得をする世界…

トンデモ未来妄想記。あるいは100年後の人類について。

4日目にして、過去の話を真面目に書くことに飽きてきました。難しい話とか真面目な話ばっかりしていると、反動でどうでもいいことを考えたくなるのです。というわけで、何事もバランスだよなぁと思いまして、今日は未来の話を妄想で書きます。 どのぐらい未…

42年間、1つの会社で勤め上げるということ。

この三連休は、地元の岩手県に帰っております。実は父親が今年還暦を迎えまして、そのお祝いをしたのです。久々に祖母や兄夫婦も揃い、普段は行かないようなお店で美味しいご飯を食べて盛り上がりました。 父親は高校を卒業してすぐ就職したため、今年で勤続…

変遷1.周囲の人を尊敬できるということ

今でもたまに言われるのですが、自分には少し生意気なところがあるようです。確かに、高校生の頃部活の先輩に「お前、俺のこと尊敬してないだろ」と言われたことがあります。そんなことを言われたのは初めてでしたから、「そんなことないですよ!」と言いつ…

意識低い系の生存戦略

まずは、何も言わずにこちらをご覧ください。『スタートアップで働くミレニアル世代の思考書き下ろし 30日間 - 第3期』 いかがでしょうか。意識高い感じ、しませんでしょうか。なぜ自分がこの中にいるかは甚だ疑問です……と言いたいところなのですが、最近は…

その人生に意志はあるか。目的はあるか。戦略はあるか。

最近、ユニリーバや資生堂でマーケティングに携わられている方が書いた『なぜ「戦略」で差がつくのか。』という本が出版された。読んでいるととても面白い。戦略とは「目的」に対していかに「資源」を効率的に使うかという、その手法のことだという。戦略の…

めまぐるしく変わる市場とゆっくりと変化する社会。僕らは、その上に立って生きている。

2017年が始まりました。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。僕が住んでいる埼玉県は年明けから快晴続きで、風は少し肌寒いけれど、心地よい日々が続いています。 そんな中で、すこしみらいを考え続けるのも良いことだなぁと改めて思っています。 さて、年…

「客観的な真実」の価値が低下し、外にも内にも拠り所がない世界で、僕らはどうやって生きていくのか。

イギリスのEU離脱やアメリカのトランプ氏当選が示すグローバル化の限界、「保育園落ちた日本死ね」に象徴される資本主義の発展と実生活の利便性の乖離、さらにアルファ碁の劇的な勝利に感じるシンギュラリティの到来と多くの人がAIに感じる漠然とした不安な…

創造性の根源が「違和感」と「我慢のできなさ」であることの残酷さと滑稽さ。

突然の結論である。創造性の根源は「違和感」と「我慢のできなさ」である。そして、それは残酷であり滑稽である。なぜか。 そもそも、今回はハーバード・ビジネス・レビュー11月号の瀧本哲史氏の「未来を希望に変えるのは誰か」から刺激を受けている。 そち…

【シン・ゴジラ観覧記】ゴジラを乗り越える力を持った人類に、核兵器のない世界を作る力はあるか

話題のシン・ゴジラを観てきました。思っていたよりは自分の中で盛り上がり切れなかったのですが、面白い発想を与えてくれた映画でした。例えば観ている間、「優れた個体の進化でさえ、人類というものは努力と知恵とコミュニケーションで乗り越えてしまうも…

オリンピックが終わった後、僕らの中には「感動した」以外の何かが残るべきか?

リオオリンピック、すごいですね。今日は朝から吉田選手の話題が溢れていたし、水谷選手や福原選手も物凄く話題になったし、女子バドミントンも金メダルを獲得したし。もともとスポーツにそれほど強く興味があるわけではないのですが(スポ根は大好きですが…

ブラックボックス可視化ツールとしてのタロットカード

最近「手品を見たときに『タネは何だ!?俺は騙されないぞ!』とか考えずに『びっくりしたなー。凄いこと出来る人がいるんだなー』っていう風に思えるようになった人」の気持ちで生きられるようになってきました。だいぶ丸くなってきて、地に足ついてる感じ…

「生きること自体がつらい」と言ったら驚かれたので。

どうやら、「生きるのがつらい」と思うことはあっても「人生すなわちつらい」と日頃から思っている人はそんなに多くないらしい。それなら、なんで「人生すなわちつらい」になるのかを文章にしてみるのもまた一興と思った次第。世の中にはたくさんの人が、た…

【ズートピア観覧記】"Try Everything"という言葉から省略されたもの。

ズートピア、面白い映画でしたね。進行上納得いかなかった点や心に落ちてこない部分はありましたが、それでもまぁ、面白い映画だったと思います。 ただ、良い映画だったか?と言われると、前評判ほどではなかったな~という感触でした。期待値上がりすぎちゃ…

100歳になったとき、人はどんな言葉を伝えられるか。

たまにはゆるい内容でも書いてみようと思います。テレビで見かけて、印象に残った話です。 少々前ですが、NHKのとある番組で日野原重明さん(104歳の医師)と篠田桃紅さん(103歳の芸術家)の対談番組がありました。日野原さんは知っていたものの篠田さんは…

世界はもはやイノベーターの時代ではない。狂者の時代である。

突然ですが、あるものを突き詰めるとは一体どういうことでしょう。スポーツであれ、学問であれ、芸事であれ、非常にニッチな趣味であれ。何かを極限まで突き詰めると人はどうなるのでしょうか。 そのとき、その人はきっと狂ってしまっているでしょう。 「狂…

幸福について本気を出しすぎて考えたら、マズローの自己実現理論を更新して世界平和を希望していた話。

この1年間、気づけば「幸福について考える」というのが、自分の大きなテーマだったように思います。最初は「どうすれば幸福になれるのか?」という問いを立てていたのですが、漠然としすぎて考えが深まらなかったので、具体的には下記2つの問いを考え続けて…

「資本・価値観主義社会」の到来

ここ数ヶ月、暇を見つけては「将来の社会はどうなるのか?」ということを考えていました。情報センサーの低価格化、IoTの進展、データの収集・分析力の向上、それら全てにより「人間の生活を全て把握できてしまう」という状況の中で、いったい人々は何を大切…

「我思う、ゆえに我在り」に、少しだけ含まれている嘘。

近頃、自分がブックマークしているブログで続けて「スーパーメタ社会」とか「自分の思考について思考える」というテーマが取り上げられており、具体と抽象の行き来がより激しく、かつ重要になってきているなということを、改めて実感します。 NAKAHARA-LAB.N…

9枚の写真で辿るイタリア旅行の巻

一週間ほど、ヴェネツィア〜フィレンツェ〜ローマを旅してきました。せっかくなので、普段とは趣向を変えて、いっぱい撮った写真たちのなかから、各地3枚ずつ供養したいと思います。どっかで公開しないと、陽の目を見ることないからね。☆ヴェネツィア編間違…

東京に足りないのは人間味というよりも人情味だと思う。

肩が触れ合うほど密着するのに、心の距離は遠ざかるばかりです。はてさて、私は岩手で生まれて、大学時代は京都で過ごしたのですが、間違いなく岩手や京都にいたときの方が、今よりも感受性が豊かだったように思います。昔は天文部として毎日空を見上げてい…

「ブラック企業」の入社研修周りで考える、産業の構造とそこに入社していく人々の変化のお話

「ブラック企業」という言葉があちこちで聞かれるようになって早数年。こうした企業の入社研修が非人道的、宗教的にみえることについては、様々なところでその例を見ることができます。(たとえばNaverまとめなど。http://matome.naver.jp/odai/213718294241…

「絶対に◯◯するための3つの方法」みたいなタイトルにとっくに飽きてる人たちと話してみたいこと

あなたと、あなたの周りの人たちの想像力は健全に保たれていますか?という話。 情報がこれだけ溢れて、個人の目に映る時間がどんどん短くなるWeb上で、キャッチーなタイトルやコピーが増えるのは当然のことだと思います。 ましてや、それを作る人たちはユー…

発達し続けるテクノロジーに、個人としてどう向き合うべきか?

昨年バズった「10年後になくなる仕事」の記事(下記リンク参照)や、30年後の世界から2015年を見つめるNHKのNEXT WORLDなど、ご覧になった方も多いと思います。これらの記事や番組では、テクノロジーの発達により仕事や日常生活など、あらゆる場面がこれまで…

世の中の環境が変わったのだから、そろそろ「勉強ができる人」と「頭がいい人」をきちんと定義すべきだと思う。

1月も終わりに近づき、2月には大学入試の二次試験、3月には新卒採用のプレエントリー本格化、4月には新入社員の入社と、学生に関するイベントが目白押しになっています。 近年、「いい大学に入っていい会社に入る」「高学歴は仕事ができる」といった学歴信仰…

いいね!が壊す個人の世界〜facebookからおもしろいことは生まれません〜

facebook(以下FB)を1、2年使っていて、やっと納得できたことがあります。 それは、ここはあまり多くを期待してはいけない、公の場なのだということです。 FBは、ゆるいつながりを生成・維持するには、本当に素晴らしい場です。 仕事を始めてから、本当に多…

クソコラグランプリに見え隠れする日本の病理

突然ですが、ISIS(イラン、シリア、イスラム国)の件に対するネットの反応って見ましたか?その中で、「クソコラグランプリ」っていう画像が拡散されているのを知っていますか?もしご覧になっていれば、あの画像って、面白かったですか?個人的にはあんま…

エンタメって、結局なにかね?~桑田さんのお詫び文から考える~

サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、紅白でも放映された年越しライブの演出について、お詫び文を発表されました。 http://www.amuse.co.jp/saslive2014/ 紅白放映直後から 「つけひげは独裁者をにおわせるメッセージか?」と騒がれたり、 ライブの様子か…